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3-4. カテゴリー設計と導線の作り方|初心者でもできるブログ構成のコツ

アイキャッチ

この記事では、WordPressブログのカテゴリー設計と導線の作り方をご紹介します。

目次

カテゴリーとは

サイト型のHPを作るのは、1冊の本を編集するイメージです。
ただし読者は、必ずしも「はじめから順に」読んでくれるわけではありません。検索から途中の1記事に直接たどり着くことも多いものです。

だからこそ、

  • 「次に読む」リンクやメニュー、パンくずなどの導線
  • 関連テーマごとに記事を束ねるカテゴリー

がしっかりしていれば、読者は迷わずサイト内を回遊し、離脱を防げます。

この記事では、DEMO1のパン屋さんサイトを題材に、完成像を思い描きながら設計を進めます。完成像(=本の目次)が見えないと、カテゴリーや導線は決めにくいからです。

なお、カテゴリーは後から修正が可能です。増やす・減らす・名前を変えるといった調整もできます。最初は小さく始め、つなげて、必要に応じて広げていくやり方がおすすめです。

当事務所にまるごとお任せパックでご依頼いただく場合でも、打合せとヒアリングで最低限の情報とコンセプトは必要になります。以下の架空のパン屋さん情報を置いて、実際に設計していきます。


パン屋さん向けデモサイトの設定(前提)

※以下はDEMO用の仮定です。

  1. 自宅兼パン屋さん
  2. 住宅街にあり、やや場所がわかりにくい
  3. 得意なパンはハード系
  4. 総菜パンもラインナップ
  5. 高校の学食に出店している
  6. 移動販売も実施(毎日ではない)
  7. 小麦・水・(自家製)イーストにこだわり
  8. イベント出店情報スタンプカードの仕組みも紹介したい
  9. 在庫・売切・臨時閉店などの日々の営業情報を出したい
  10. アルバイト募集中

(この前提をもとに、次のパートでカテゴリーの仮構成導線の作り方を具体化します)

🔹固定ページとブログの役割を分けましょう

サイト型のホームページを作るときは、まず
「動かない情報」=固定ページ
「日々更新していく情報」=ブログ(投稿)」
に分けて考えます。

トップページにすべて詰め込むと、更新のたびに全体を書き直さなければなりません。
そこで、**「固定情報」と「更新情報」**を切り分けることで、管理がぐっとラクになります。


🏠 固定ページ(トップページ・下層ページ)

「いつ見ても変わらない基本情報」や「店舗紹介」にあたる部分です。
これらは一度しっかり作り込んでおけば、頻繁な更新は不要です。

スクロールできます
ページ名内容更新頻度
トップページコンセプト、代表的なパン、アクセスへの導線★ 低
お店について自宅兼店舗の紹介、こだわり、スタッフ紹介★ 低
メニュー紹介ハード系、総菜系など定番商品の一覧★ 低〜中(新商品追加時)
素材へのこだわり小麦・水・自家製イーストの説明★ 低
アクセス地図、駐車場案内、営業時間★ 低(変更時のみ)
採用情報アルバイト募集・応募フォーム★ 低(募集時のみ)
お問い合わせフォーム(Contact Form 7)★ 固定
プライバシーポリシーフォーム機能をつけるなら必須★ 固定

💡これらは「グローバルメニュー」や「フッターリンク」に配置しておくと、
どのページからでもすぐにアクセスできるようになります。


📰 ブログ(投稿)

「今日」「今週」「今月」のように変化する情報や、
ストーリーを伝える内容はブログ形式で書いていきましょう。

スクロールできます
カテゴリー名内容目的
今日のパン日替わり・売り切れ・閉店時間などお客様への最新情報発信
出店情報学食販売、移動販売、イベント出店予定来店・出張販売告知
素材日記仕込み風景やこだわり素材の話ファン作り・ブランド構築
お知らせ営業日変更、臨時休業、価格改定など信頼性アップ
スタッフ通信日常の一コマ、アルバイト紹介など親近感の醸成

💬 ブログ記事は、
「カテゴリー」=本の章
「各記事」=その章の中の1話
というイメージで整理します。


🔗 Topページとブログのつなぎ方(導線)

導線箇所つなぎ先目的
トップページ下部「今日のパン」最新投稿リピーター向け更新確認
メニュー紹介ページ関連ブログ(素材日記・新作紹介)興味を広げる導線
素材紹介ページ「仕込み日記」記事こだわりを深掘り
出店情報ページブログ「イベント情報」タイムリーな更新リンク
お知らせページブログ「お知らせ」カテゴリー一覧形式で履歴管理

  • 固定ページは「変わらない情報」=お店の骨格
  • ブログは「変化する情報」=お店の息づかい
  • 両方を組み合わせて、「常に最新・でも整っている」サイトを作る

💡ここまで出来たら、カテゴリー設定は完成です!

WordPressの管理画面で、
「投稿」→「カテゴリー」から、いま考えた構成を登録していきましょう。

カテゴリー設定場所


カテゴリー名・スラッグ・説明を入力し、必要に応じてアイキャッチ画像も設定します。

カテゴリー設定画面
カテゴリーのアイキャッチ
カテゴリー設定後
カテゴリーの表示のされ方

🔽次に読むならこちら!

ここまででカテゴリー設計と導線の作り方が完了しました。次は、投稿記事のバックアップに進みましょう。

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この記事を書いた人

SWELLとConoHaを使えば、専門知識がなくても誰でも簡単にホームページを作成できます。
当事務所では、開業準備でお忙しい方に代わり、ホームページの立ち上げや初期設定を代行いたします。

「自分で育てるホームページ」を持つことで、集客力を高めながら広告宣伝費の削減にもつながります。
慣れてきたら、イベント告知や新商品の紹介など、目的に合わせて複数のサイトを運営することも可能です。

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